その他版権小ネタ2
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*2010/エイプリル企画の眉薬・Jr吾小ネタ
*小説の偽造タイトルをクリックすると、キャラ会話のメッセージが出るというものでした。
『愛人でも』眉薬
「何だこれは」
「今日は何月何日か知ってるか?」
「4月1日だ」
「そういうことだよ」
「俺は愛人など認めん」
「俺はどっちでも良いぜ」
「!!」
『ハメボイス』 眉薬
「4月バカだな」
「エイプリルフールか」
「嘘にしたって、何だよ、ハメボイスって」
「嘘じゃないぞ」
「は?」
「嘘じゃない」
「……頼むから、その発言が嘘であってくれ……」
『啼かせたい』 Jr吾
「……何だこれは」
「今日が何月何日か知ってっか?」
「4月1日……エイプリルフールか!」
「ま、そーゆーこった」
「こ、こんなジョークでは、笑えんっ!!」
「へっへーん!残念だったな!」
*眉薬です。
*受けが攻めのベッドでうたた寝ネタが大好きなだけだ…!
部屋に戻ると人の気配がした。一瞬身体が緊張を帯びたが、すぐに力は抜けた。よく知った気配……というよりは、寝息が聞こえたからだ。
寮の部屋は、個室になったといってもたかが知れた広さだ。数歩のベッドには、こちらに背を向けて丸くなって眠る者の姿がある。まるで猫のように。
普段は人の気配にそれなりに敏感な反応を示す彼だが、余程安心しきっているのか、一向に目覚める気配は無い。
そっと近付いて覗き込むように見た。丸くなっている所為で顔が見えなかったのだ。
薄いブランケットを抱き込み、顔は半分が枕に埋まっている。普段の彼を知っている者なら驚愕する姿だろう。厳しい叱咤に、吊り上った鋭い目。それに睨まれれば、皆、それなりに背を正す。今はその瞳が瞼の下にあることもあり、子供っぽさが伺える。
癖のある髪をそっと撫でてみた。もぞりと動いた頭は、さらに押し付けるように枕に埋まった。その寝汚さに思わず小さく笑いがこみ上げた。無防備な彼は、己にとっては脅威的な愛らしさなのだ。他人に聞かれれば、いや、彼本人に聞かれても、物好きだと言われるだろうが、好きなのだから、仕方が無い。
そっとベッドに腰を降ろす。そのまま暫く彼の寝顔を堪能すれば、流石に彼も気配に気付いたのか、もぞもぞと寝返りを打ち、ぼんやりと目を開けた。
その時の自分がどんな顔をしていたのか、自分の顔を見ることは出来ないから分からないが、彼は瞳を細めて眉を顰めた。その頬は仄かに紅い。
「悪趣味め」
「……すまん。つい、な」
照れ隠しか、顔を見られたくなかったのか。薬師寺に軽いキスをされた。
据え膳と思って良いのか、迷うところだ。
*眉薬です。
*15Rくらいで…若干女性向け
能率と効率
ぎしりとベッドのスプリングが軋んだ。手首は押さえられ、馬乗りになった彼の顔はやたらに近い。 「いきなり、何を…」 「……試合の前に性行為をすると、能率が上がるらしい」 「は!?」 耳元で囁かれる低い声に身震いが走る。それは嫌悪からではなく、その後に齎される快楽への期待故なのが悔しいが。 囁いた唇はそのまま耳に這わされた。甘噛みされ、また震えが走る。腰に甘く走る痺れは、もう身体はその気になっている証だった。 力を抜く。伺うように彼が視線を合わせてきた。今更だというのに。 「…これで俺の打率が上がらなかったら、お前の所為だからな」 「明日の試合に響くほど、お前に無理をさせる気はない。…たぶん、な」 「…そうだといいが……っん…」 唇を塞がれた。焦っていると言うほどでもないが、会話するより早く先に進みたいのだろう。絡められる舌の動きに応えながら、自分も彼の背に腕を回した。触れ合った下肢は既にお互い高まり合っていて、擦れる感触が心地いい。 「…薬師寺…」 欲に濡れた眉村の声はぞくぞくした。 「…いいぜ、付き合ってやるよ」 余裕を保てるのは何時までか。瞳の中にある雄の気配を感じて思う。
「……って、何だこれ!?」 手にした冊子をぱらりと捲れば、どうやら官能小説らしく、眉村の部屋にそんなものが置いてあるのは珍しいもんだと、ぱらぱらと数ページ捲って読んでいたのだが。 最初は男女と思い込んでいたが、どうも男同士で、しかも、名前が……。 「な、これ…自費出版!?もしかしてあの、BLとかいう…って、だから何でよりによって俺と眉村……!」 自分と眉村だと思えば、覗き見でもしてたんじゃないだろうな、と思いたくなる内容だ。我ながら、ありそうだ、と思えて嫌になる。 「………これ一冊じゃ…ねぇんだろうな…」 こういったものは同志に配る為にある。だとすれば、何部あってどれだけが出回っているのか…。考えようとして、止めた。恐ろしくて考えたくない。 「……眉村…あいつ、帰ってきたら……覚悟しておけよ…!!」 しかし、その時薬師寺が握った拳が、彼の手に押さえつけられ、ベッドに張付けられることになるのだが……それは、その数時間後のことである。
*同人誌作ってるのは早乙女コーチかなってかなんに言われた(笑
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