うたわれ小ネタ

*ED後。トゥスクルに来訪するデリと迎えるベナ。
*友人として来たので、堅苦しい面会は無いということでお願いします。


「オボロが次期皇とはな。まぁ、俺もあまり人の事は言えた義理じゃないが、分からないものだ」

「それで、オボロはどうしたんだ?居ないのか」
「申し訳ありません。聖上は、旅に出ておられます」
「旅に出ているのか?戻るのはいつだ」
「さぁ。一年か二年か……お戻りにならない可能性もありますが」
「何だと……?國を空けて、戻るかも分からない者が、皇、だと?」
「……はい。そういう事に、なりましょうか」
「…………ふぅーー。見損なった、と言いたい所だが、違う、のだろうな」
「…………」
「……皇など居なくとも、民が幸せに暮らせる程に、この國は豊かで安定しているということか」
「えぇ。補佐の私でも、留守を護る事が出来る程には」
「何を言う。貴様は優秀だ。そうでなくば、流石にあの男も旅に出たりはすまい」
「そうでしょうか」
「そうだ。……何だ、気付いていなかったのか?」
「何を、ですか?」
「オボロが貴様の事を、頼りにしているということを、だ」

「……しかし、旅か。あいつ、我が國に来ると言う約束を、覚えていれば良いがな」
「勿論、覚えておいでです。貴方はオボロの大切な友人。お分かりの筈ですが?」
「あぁ、勿論だ!では、気長に待つとしようか」


*ポッキーゲームINうた学

「では、行きます」
「……えーと、大将、本気ですかい?」
「クロウ、私との勝負は受けられないと?」
「いえ!やらせて頂きやす!」
(大将相手ならまんざらでも無いクロウ 笑)

「勝負だ、クロウ!」
「……若大将と、コレやんのかよ……」
「何だ、やる前から負け宣言か?」
「あぁん!?てめぇなんかに負けるかよっ!」
「よし、二言は無いな!?」
(ポッキー咥えて待つオボロ 笑)
「う……っ!ちょ、っと待て!いきなりは、心の準備が」
(単なる中の人ネタがやりたかっただけだっ!!笑)

「では、行きます」
「……べ、ベナウィとは、やらなくても良いだろっ!」
「あ〜ん?負けるのが怖いんだろっ」
「な、そんな訳ないだろう!?」
「それなら、問題ありませんね」
「あ、う」
「するのですか、しないのですか」
「す、するに決まってるだろっ!」
「……………」
(ポッキー咥えて動かないベナウィ)
「…………っ!!」
(勢いでがんがん食べたものの、途中で怖気づくオボロ)
「…………」
(ついオボロに見惚れていて勝負を忘れているベナウィ 笑)
「…………お、俺の……負けで良い……」


*デリ→オボ
*かなんの裸シャツオボロ絵(笑 から作ったネタ。


 貸したシャツを、彼は無造作に裸の身体に羽織った。
 下腹を隠す裾は、彼が身じろぎする度に扇情的な影を作る。
 それは、友情の範疇を越えて彼を想う身には、目の毒が過ぎた。

「……ボタンくらい、留めないか」
「ん、あぁ」

 危機感の無い返答。
 彼にとって、俺は、友情の範疇でしかない。

 背後から腕を回し、ボタンに手をかける。
 濡れた頭を拭う彼の両手は、塞がっていて都合が良かった。
 少しだけ身じろぎした彼は、しかし結局大人しく身を任せる。

 一つ目のボタンを留める。シャツ越しに触れた細い腰は回した腕の中に余る程。
 次のボタンに触れる指が、偶然とばかりに太腿の際を撫でる。
 びくりと彼の身が跳ねたのは、ただ、くすぐったいという程度のものだろう。
 二つ目のボタンを留める。見えないボタンに手こずったとばかりに、彼のうなじに鼻を寄せ、彼の下腹を覗き込む。

ふ、

 吐息がこぼれた。どきりと心臓が跳ねたが、彼は、ただ笑っている。

「くすぐったいぞ」

 三つ目のボタンを留めて、彼を解放した。

「そうか。すまんな」
「いいや」

 笑う彼の無邪気が、今は少しだけ、辛い。 


*カス→デリ風でギャグな会話小話
*某Kさんへの宿題リクでした。

「騒々しいわね。何事なの?」
「は!反軍が現れたとの情報が……」
「反軍?この私に逆う馬鹿がまだ居るなんて、驚きだわ」
「……ギリヤギナ族のデリホゥライと……」
「デリホゥライ……。そう、あの子、生きていたの……」
「スオンカス様、如何致しますか」
「そうね……。私に歯向かおうとする愚者の顔でも、拝ませて貰おうかしら……?」

*國境で反軍とカスの兵が睨み合っています

「我が名はデリホゥライ!怨敵スオンカスの兵よ!我が前に屈するが良いっ!!」
「……あらぁ、思ったより、良い漢に成長してるじゃないの。おつむは馬鹿そうだけど」
←出歯亀中
「……弓を射掛けて討ち取りますか」
「ダメよ。あの子は良い餌になるわ。私の愛しいカルラの、ね」

*高台の上にスオンカス登場

「そんな程度の人数で、反軍を名乗るなんてお笑いねぇ、ギリヤギナの坊や!!」
「貴様っ!!…………誰だ?」
「はぁ!?貴方、このスオンカスの顔を知らないの!?」
「何だと!?知っているに決まっているだろう!スオンカスは、貴様のように気持ち悪くはない!!」
「気持ち悪いですって……っ!?」
「そうだ。スオンカスは、姉上様に毎日花束や手紙や贈り物をする、良い奴だったのだからな!」
「カルラゥアツゥレイ様が毛嫌いしていた事、ご存じなかったのですな……」
「……えぇ、そうよ。良く分かってるじゃないの。カルラは私のものですもの」
「大体、スオンカスは男だ!貴様のような気持ち悪い女では無いっ!!」
「で、デリホゥライ様!?あやつはあれでも男ですぞ!」
「何?そうなのか?遠くてよく分からなかったな。……成る程、だから気持ちが悪いのだな」
「そこで納得しないで頂戴っ!!……いいわ、この私を罵倒したこと、必ず後悔させてあげるわ!」
「待て、逃げるのかっ!」
「追ってはなりません、デリホゥライ様!」
「止めるな、カトゥマウ!」
「あの男を甘くみてはなりません!」
「くっ……!!」

「流石カルラの弟ね。子供の頃は顔も声もそっくりで可愛かったけれど、今でも素質は充分見込めるわ」

「いいこと?この寸法とこの意匠で服を仕立てなさい」
「は、はっ!」
「んふふふふ…………。楽しみだわ」

*デリホゥライの元に、ラルマニオヌ皇族の意匠を施した礼服が届きました

「……カトゥマウが仕立てを頼んだのか?……寸法は合うが……下穿きが無いな」
「ほほほほほっ!!かかったわね、お馬鹿さん!」
「貴様、スオンカス!」
「よくお似合いよ、デリホゥライ。あの頃のカルラにそっくりだわ」
「姉上様に似ている、だと……?」
「そうよ。その衣装はカルラが着ていたものと、全く同じ意匠に仕立てた服だもの」
「……姉上様と同じもの、なのか……」
「そこでときめくのはお止めなさい!……まぁ、良いわ。貴方のその姿、しっかりと刻ませて貰ったわっ!!」
「あ!待て、また逃げるか、臆病者がーーっ!!」

*その後、女装姿のデリホゥライの似姿絵が、皇城内に張り出されたとか、何だとか

*オチ無いな!!
*ちなみに下穿きはズボンの方を差してます。下着じゃないよ!
*Kさん、こんなのでごめんなさい。