診断を小話っター2



*寝てる誰かにダイブ!したらこんな反応されたよ診断がツボって!(笑
*寝てるとこにイタズラとか、そういうシチュが大好きなんで!(笑

*駿梧と侠哉とおまけで風早。



作中一族:R1周目


駿梧しゅんご


侠哉きょうや



風早かざはや・駿梧の息子



風早と駿梧

 何故こんなことに…と自分の運のなさを恨んでも仕方がない。指令は下された。それを、実行するだけだ。
 そっと襖を開けた。もう気づいてるんじゃないだろうかという気がしている。実戦に出たばかりのひよっこの俺と、歴戦の駿梧では比べようがない差がある。
 できる限り気配を絶つ。討伐で鬼を相手にするより緊張している気がする。
 ええい、ままよ!
 そんなべたべたの台詞を心に浮かべながら飛び込んだ。
 「あ!?なんだなんだ!?」

 反応は思っていたより普通だった。乗っかっている俺を見る駿梧の顔は眠そうだ。なんだ、本当に寝ていたのか、と一瞬だけほっとした俺はバカだった。

 ガツッ。

 重い音をさせて白刃が突き刺さった。前髪が数本宙に舞う。


『い、悪戯です、御免なさい…』


 駿梧がそれで許すのは、女子供だけだろう。…俺以外の。

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診断:寝ている駿梧にダイブしてみた!眠そうに「え!?なになに!?」って言うから「悪戯ですゴメンナサイ…」って呟いたら、そっぽを向いて枕をブン投げてきた。
風早相手だったら枕じゃなくて、特注剣が畳に刺さるよ!って思って(笑



駿梧と侠哉

 こんな時間に目が覚めるのも歳の所為だろうかと、埒もないことを考えた。足が向かった先は、侠哉の部屋。朝焼けにはまだ早い。眠っているだろう。
 なんとなく寝顔を見たくなって、そっと忍び込んだ。よく眠っている。それに、ほっとした。
 
 「…どうかしたか」

 不意に声をかけられた。目を覚ましてしまったらしい。侠哉も歴戦の猛者だ。それに、人一倍他人の気配に聡い。

 「……なんとなく、な」

 言える理由が、それしか浮かばなかった。本当は、もっと違う何かがあったような気もするが、言葉にならない。
 侠哉が少しだけ、驚いた顔をした。醜態を曝したかもしれないが、侠哉ならいい。

「……馬鹿め…」

 悪態をつきながら、それでも彼は俺の腕を引いてくれた。
 人肌が心地よかった。温かくて、優しい、生きている証。

 今なら、ゆっくり眠れそうだと思った。

**********

診断:寝ている侠哉にダイブしてみた!眠そうに「どうかしましたか」って言うから「なんとなく…」って呟いたら、目を丸くしたあと「バカだなー」と腕を引っ張り布団に入れられた。

若干、駿梧×侠哉かも?^^;
これも駿梧が永眠近い頃のイメージで。