診断を小話っター3



*寝てる誰かにダイブ!したらこんな反応されたよ診断がツボって!(笑
*寝てるとこにイタズラとか、そういうシチュが大好きなんで!(笑

*凪と小梅と風汰。…とおまけで小梅と火車丸さまー。



作中一族:R1周目


凪なぎ


小梅こうめ 苦手:男性



風汰ふうた



小梅と凪

 あの二人に行って来いと言われたら、断れない。仲良くなるためだよ、と言われたけど、本当にそうだろうかと少し思う。焔璃も水蓮も、面白がっているようにしか見えなかったから。
 でも、男嫌いを何とかしなくちゃって気持ちはある。それを、見せなきゃいけないから。

 起きていればいいのにな、って思った期待は外れだった。規則正しく上下する胸元。…寝てる。
 …睫毛が長い。薄桃色の綺麗な肌。……町の女性が凪を見るとき、どうしてあんな風なのか、わかった気がした。この人、本当に綺麗。
 ぼうっと見ていた自分に気づいてはっとする。こんなこと、してる場合じゃないのだ。

 焔璃が言った台詞を反芻する。
 ……よしっ!



「な……!」

 第一声は寝ぼけたそれ。自分の上に寝そべる小梅の姿を確認して。でも状況が把握しきれてないみたいだった。

「……何、か、用……?」

 いつもの無表情の顔が嘘みたいに、びっくりした顔。なんだかすごく安心して、笑ってしまった。

「『愛が、ボウソウして!』」

 ちゃんと、言えた。ますます困惑の顔になる凪が、面白かった。わたしだけじゃなかったのかな、そう思った。
 ふと、この後どうすればいいのかわからなくなった。本当は、焔璃たちのところに戻れば良かっただけなのに。

 手招きされた、布団をぽんぽんと叩かれた。
 あっちを向いたまま。

 朝日がようやく顔を出そうかという時刻。本当はまだ、ぐっすり寝ている時間だったことを思い出した途端、急に眠気が襲ってくる。


 目が覚めたのは、朝日が随分昇った頃。

**********

診断:寝ている凪にダイブしてみた!寝ぼけながら「な…何か用?」って言うから「愛が暴走して…」って呟いたら、そっぽを向いてちょいちょいっと手招きして布団に入れてくれた。

ちなみに小梅に布団を貸しただけで、凪はこのまま起きました。
そんな感じで次の風汰につながるよ!(笑




凪と風汰

 起きるには未だ早いが、幾ら小さいとはいえ、小梅と一つ布団で眠るわけにもいかない。あの様子だと、焔璃たちにでも焚き付けられたのだろう。そうでなければ、いや、そうだったとしても、大胆すぎる行動だとは思うが。荒療治すぎるところは今更だ。
 足は必然、風汰のところに向かってしまった。部屋を覗き込むと、やはりまだ眠っている。起こすのは忍びない。
 どうするかなぁとぼうっと立ち尽くしていると、風汰が寝返りを打った。目が合う。結局、起こしてしまったらしい。
「………ん?……凪……?」

 少し不機嫌そうな声音が珍しい。朝も早くに起こされれば、風汰でも不機嫌になるのかもしれない。

「……付き合って欲しくて……さ」

 正直に答えた。怪訝な顔をしている。それはそうだろう。言い方が悪かったかな、と思った。
 そのまま立ち去ろうとしたら、手招きされた。欠伸とともに布団を指差した。
 先ほどの自分を思い出して、少し可笑しくなった。

 きっちり半分だけ空けて、風汰はすぐにまた眠ってしまった。
 好意に感謝して、半分より少しだけ遠慮気味に横になった。
 あと数刻、小梅もゆっくり眠れたらいいが、そう思いながら目を閉じた。

**********

診断:寝ている風汰にダイブしてみた!迷惑そうに「……ん?」って言うから「構ってほしくて…」って呟いたら、そっぽを向いてちょいちょいっと手招きして布団に入れてくれた。

時期はいつ頃だろ?
漫画のすぐ後くらい?でもそれだと焔璃たちはもういないかも(笑
そうすると、百質の後くらいかもね。




火車丸さまと小梅

 神に睡眠は不要だ。それに似たことをすることはできても、必要はない。
 だが、人間は違う。睡眠なしには、生きられない。
 小梅の寝顔を見ながら、そんな当たり前のことを考えていた。
 朝にはまだ早いが、少しだけ悪戯心が湧いた。今彼女を起こしたら、どうなるだろう。寝ぼけるだろうか、それとも、やはり怒るのだろうか。



「……どうしたの……?」

 己を見る小梅の顔は少しだけ不機嫌そうだ。声音にも出ている。やはり、怒るのか、と思った。
 さて、何と言い訳しようかと考える。からかえば、さらに怒るだろうと、また悪戯心が湧いた。
 

 それなのに。

 顔を赤くして、下を向いてしまった。
 不発だったな、と少しつまらなく思った矢先に彼女の顔がばっと上がった。

「火車丸さま、可愛い…!!」

 頭を抱きこまれて、髪をくしゃくしゃにかき混ぜられた。
 普段なら激怒しているはずなのに、どうしてだろう。
 

 それが、心地よくて嬉しいなどと。

**********

診断: 寝ている小梅にダイブしてみた!不機嫌そうに「どうしたのー?」って言うから「愛が暴走して…」って呟いたら、そっぽを向いて「可愛いなぁもう!」となでなでしてきた。

「愛が暴走した」って、にやっと笑って言ったよ(笑
交神の儀式後だけど、うちは儀式だけ派だよ〜。
それでも新妻の新床はエロイなぁ(笑