*寝てる誰かにダイブ!したらこんな反応されたよ診断がツボって!(笑 *寝てるとこにイタズラとか、そういうシチュが大好きなんで!(笑 *瞬と睦と尊。 作中一族:R2周目 瞬しゅん 睦むつみ 尊の双子の兄 尊みこと 睦の双子の妹 睦と尊 ふと、目が覚めた。あまりよく眠れなかったせいか、眠りが浅かった。夜は明けておらず、よく知った気配がそばにあった。 「……何……?」 自分でも、少し驚くような迷惑そうな声音になった。息を飲んだ気配がして、彼は立ち去ろうとした。 早く、行ってしまって。でなければ、わたしは…。祈るように、丸くなって自分を抱き締めても、小さな震えは止まらない。 「…寂しくて…」 今までに聞いたことのない、弱々しい声。ごめん、と小さく呟く声に、尊は起き上がった。びっくりして振り返った睦の顔は、今にも泣きそうで。 「……馬鹿だね……」 それは、自分に向けて言った言葉だったけれど、睦は俯いてしまった。 腕を取って引っ張れば、不意をつかれた睦はよろけて、布団の端に膝をついた。 寂しかったのは、同じ。一人が怖かったのも、同じ。 いつまでも二人でいてはいけないと、勝手に思い込んで、気を張って、無理をしていたのも、きっと同じ。 生まれてからずっと、一緒だったのに。 これからも、ずっと一緒なのだから。 いつかは離れたとしても、今はまだ、甘えさせてください。 慣れた温もりが、今度は心地よい眠りに誘ってくれると、そう思えた。 ********** 診断:寝ている尊にダイブしてみた!迷惑そうに「……なに」って言うから「ちょっと寂しくて…」って呟いたら、ため息をつきながら「バカだなー」と腕を引っ張り布団に入れられた。 まだ屋敷に来たばかりの二人。 別々の部屋に寝かされて、慣れなくて…っていう。 だとしても、睦がシスコンすぎるけどね!(笑 瞬と睦と尊 小さな足音で目が覚めた。襖を開ける気配。息遣いは二つ。そっとこちらを伺って動かない。 「……何だ」 振り向かず、声をかけた。周囲は薄暗い。朝の気配は近いようだが、まだ起床する時刻でもない。そんな中起こされて、声音に険がこもってしまった。 怯えた様子で息を飲む音が聞こえた。緊張に唾を飲む音も。 しばらく、戸惑うような沈黙があった。 「……寂しいって、尊が…。俺、俺じゃだめなんだ…!」 勇気を振り絞ったのだろう。声は震えていたけれど、力強かった。 何故、俺なんだろうか。 こういうときは、女性の方が適任だ。 当主になったからか。…たぶん、違う。 起き上がって、初めて二人を見た。随分と大きくなった。もう数か月で、元服する。それでも…寂しいのだ。 「……来い」 布団を捲って示すと、自分たちで来たくせに躊躇があった。この反応を、期待していなかったのかもしれない。自分でも少し、驚いているくらいだから。 尊が睦の手を放して駆け寄った。すぐに睦も追いかけてきた。控えめに瞬の着物の裾を握る尊の手が、震えている。睦の手がそれに重なった。 尊の肩に、枕元の着物を着せかけた。 してやれるのは、それだけだった。 夜が明けるまで、ただ、いてやることしか、できない。 ********** 診断:寝ている瞬にダイブしてみた!イライラしながら「……なに」って言うから「ちょっと寂しくて…」って呟いたら、少しムッとして布団をまくり「入りなよ」って言ってくれた。 紬がいなくなった日の夜明けってことで。 ダイブ、してないなー^^; あと、診断は軽いのに、ネタは薄暗いのが多いのは、たぶんわたしの仕様がこれだからだと思う^^; 睦と尊 イライラと、眠れない夜を過ごした。眠れない夜だったのは、彼女も同じだが、理由は正反対だった。睦の枕元におずおずと座る彼女を、追い払うことなんて出来るはずがないけれど。 「…どうしたんだ?」 聞かずとも、わかっている。それでも、他にどう言えばいいのかわからないのだ。 「……眠れなくて……」 答えも、予想通りだった。尊の頬は、ほんのり桜色に染まっている。幸せそうな微笑。兄として、喜ぶべきことだった。妹が、幸せを得ようとしているのだ。 それでも。 どかっ、と派手な音で枕を蹴飛ばして。 大人げない自分が情けなかった。 ********** 診断:寝ている睦にダイブしてみた!眠そうに「どうしたのー?」って言うから「寝れない…」って呟いたら、少しムッとして思い切り蹴飛ばされてしまった。 尊が氏神として他家様に御呼ばれされる前夜ということで!(笑 ネタがタイムリーすぎてびっくり(笑 |